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【すぐ真似できる!】飲食店がバズるリール動画の作り方

最終更新日:

2024-07-14 18:52:02

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飲食店

経営戦略

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実際にリール動画が19万回再生された方法

飲食店にとってSNS集客は非常に重要な経営戦略ですが、同じように考えている同業者も多く、なんとかアカウントを「バズらせ(※)」たいと考えている飲食店経営者は多いでしょう。
しかし、よくオススメのリール動画で見るような顔を出してコントのようなことをやるのは恥ずかしいし、撮影や編集の方法も分からないという悩みも同時に抱えています。
そこで、実際に運営しているカフェのリール動画が19万回再生された事例を挙げて、広まりやすいリール動画の作り方を基本から解説します。

※「バズる」とはSNS上で特定の投稿やトピックが大規模に拡散される現象のこと

リール動画を編集するアプリ

リール動画編集にオススメのcapcutロゴ
動画を編集できるアプリは様々なものがリリースされていますが、オススメは無料で使えるCapCutです。
CapCutを使えば、動画をつなげたり、色合いを変えたり、スピードを変えたり、基本的な動画編集機能の他、自動で字幕をつける機能など、多彩な機能を無料で利用することが可能です。
スマホ上で軽快に動作し、PCの動画編集ソフトにも劣らない機能があるため、非常にオススメの動画編集アプリです。
SNS集客を目標にしている飲食事業者はインストールしておきましょう。

飲食店がバズるリール動画の作り方

面白い動画がバズる?

確かに、オススメでよく見かける動画は「飲食店あるある」のようにアルバイトに協力してもらったコント形式の動画が有名です。
例えば、「面倒くさい客」や「ベテランスタッフ」といったトピックを視覚的に分かりやすく、面白く構成されたリール動画で紹介すれば、飲食店で働いたことのある多くの人にとって共感できるものであるため、バズりやすいコンテンツであると言えます。
また、このようなSNS上にアップロードするリール動画に参加してくれるアルバイトスタッフが複数いたり、万人受けする面白い構成を考えられるセンスが必要であったりと、簡単なものではありません。

話題性のある動画がバズる?

スタッフや店長がリール動画に出演するのは難しいことから、ありがちなのは「話題性」を狙ったリール動画の投稿です。
例えば、量が多いメニューであったり、きれいな盛り付けのスイーツなどがこれにあたりますが、このような動画は多くの飲食店が思いつくもので珍しいものではなく、あまりバズる可能性はありません。

バズるリール動画の法則

まずはInstagram公式ヘルプセンターを参照すると、
  • 幅広いオーディエンスに面白いと感じてもらえる可能性がある
  • 創造力をかき立てるものである(例: 他の利用者が参加できる新しいトレンドを作る)
  • リールの音源ツールを使用してInstagramミュージックライブラリの曲またはオリジナル音源を追加している
  • 縦向きで撮影されている
  • コミュニティに関連のある有意義な出来事を表現している

    と記述があります。(引用元:Instagram公式ヘルプセンター
ただし、これらはやや抽象的な表現であるものが含まれるため、そのような記述を満たしているリール動画に起こる可能性が高いアクションとして考えられる、より具体的な基準を以下に紹介します。

1.最後まで見られている

リール動画に没頭する人
動画が最後まで見られているかどうかということが、広まりやすいリール動画の最も重視される特徴です。
Instagramのアカウントをビジネスアカウントにすると、リール動画のエンゲージメントや視聴維持率などの詳細を見ることができます。
この機能からも分かる通り、最後まで見られている動画をInstagramが「面白い動画」であると判断していると言えます。

言うまでもなく、最初の数秒でスワイプされるような動画は「面白い」「共感できる」とは考えられない動画です。なるべくリール動画全体の80%は見てもらえるような簡潔ながらも興味を引く動画を作成します。

2.コメントされている

より強い「興味・関心」を持ったユーザーが起こすアクションとして考えられるのは、コメントすることで自分の意志や意見を述べようとすることです。
特にバズるトピックとして一般的なのは「是か非か」と意見を問うようなものです。
例えば、「初デートで男性がおごるべき」という一種の極端な主張に対して、否定意見を持つ人はコメントで否定したいという気持ちが沸き起こるでしょう。この事例は実際に、SNS上で度々起きる論争で「奢る奢らない論争」として一般化されているほどです。

ただし、これは「炎上商法」とも捉えられかねない手法であるため、リール動画がバズったとしてもその投稿主の印象が必ずしもポジティブなものであるとは言えません。
そのため、飲食店がこのような手法を使うのであれば「醤油派、ソース派?コメントで教えてください!」のようなマイルドかつ飲食店に関係のあるトピックを持ち出すのが理想的です。

3.共有されている

「共感」を感じたユーザーであれば、その感情を他の人と分かち合いたいと考えるでしょう。
そのため、リール動画が他のアプリやInstagram上で共有されている場合はオススメ表示されやすいと考えられます。

特に可愛い動物の動画や、行ってみたいカフェなどを保存する感覚で共有する人が多いようです。
飲食店にとってはリール動画が共有されることを目指すのが望ましいと考えられます。

実際に19万回再生された動画は?

ただ歩くだけの道案内動画が19万回再生されてバズりました
実際に19万回再生されたリール動画はこの道案内の動画です。
ただ最寄りの商店街から徒歩で移動するだけを写した30秒間の早送り動画がバズったのにも、先ほど紹介した3つの法則やインスタ公式が公表しているオススメに上がりやすい動画の特徴に当てはまるためだと考えられます。

バズったポイント1:地域の誰もがピンと来る道

この動画では、地域の人ならよく知っている商店街をぐるりと一周写してからお店に向かって移動しています。多くの人にとって見覚えがある道がSNSの動画に出てくれば、「どこに向かっていくのだろう?」と興味を惹くはずです。
そのため、目的地に辿り着くまでの30秒間動画から目が離せなくなってしまいます。特別面白い動画ではありませんが、一部の人にとっては強い興味を引き起こす動画だということです。

バズったポイント2:新規オープンの飲食店であること

目的地が今まで知らなかった飲食店であれば、動画を見た人は「行ってみたい」と思うでしょう。
ただ、新しい飲食店に一人で行くのは勇気がいる場合があります。そのため、実際に予定を立てるためにSNSなどを通じてこの動画を共有しやすいことが予測されます。

さらに、新しい飲食店でも行ったことがある人であれば「行ったことがある」とコメントしたくなることもあるでしょう。

バズったポイント3:適度なスピード感

道案内の動画であるため、速すぎてどの道なのか分からなければ誰にも伝わりません。また、1倍速でゆっくりと歩いている動画であれば、何分もかかってしまうためいくら気になっていても最後まで見るのは難しいでしょう。
リール動画は通常15秒前後で作成することが多く、ほんの一瞬でも冗長だと感じる場面があってはいけません。スワイプすれば次の動画が際限なく流れてくるリール動画の視聴者は、0.2秒でも余分に長いカットがあると次の動画に移動してしまいます。むしろ、一つのカットは伝わりきらないほど短い方が興味を惹く可能性が高いようです。
実際に流行している動画でも、1つのカットが1秒以内で、たった10秒の動画に10個以上のカットが含まれていることも少なくありません。

この動画では冗長な部分がないように、信号待ちの部分はカットしたり、ただ直進するだけの部分はより早送りにしたりといった工夫がされています。

広告を出すのも一つの戦略

SNSで「バズる」ことが出来れば、確かにお金をかけることなく広い顧客にお店の魅力を伝えることができる可能性はあります。
しかし、意図しない形で投稿やお店の商品が拡散されてしまうと、お店の伝えたいことが上手く伝わらず、その結果顧客としてターゲティングしていない客層のお客様が多数来店されることもあります。あるいは、満席になることを想定していないお店では、提供の遅れが生じてしまったり、バッシングが遅れてしまったりとサービスの質が悪化する場合もあります。
すると、お客様が期待するものとお店が提供したいサービスにギャップが生じて、思いの外低く評価されてしまうというデメリットがあります。
一方、話題性で来店するお客様はリピート率が低いため、長く飲食店経営をしていく上では、SNSでの拡散が必ずしもポジティブな結果を生むとは限りません。

お店の魅力を最大限、お店にとって都合の良い形で幅広く知ってもらうには「SNS広告」を出稿する方法があります。
大きな費用がかかると思いがちなSNS広告ですが、一日700円程度の広告を一週間出すだけで1万人もの人にお店の魅力を広めることが可能です。
>>SNS広告の出し方についてはこちらの記事もご覧ください。

インフルエンサーを使う

インフルエンサーマーケティングは代理店を通じても行うことが可能です
SNS上で手っ取り早く「バズる」ためにはインフルエンサーマーケティングを使うことが有効です。
インフルエンサーとは、SNS上で発言力の強いユーザーのことを指します。通常、1万人以上のフォロワーがおり、特定のトピックについての投稿に集中していることが一般的です。
例えば、「東京の飲食店」というトピックに絞った投稿をしているユーザーのフォロワーは、そのトピックに関心がある人である割合が高く、通常の広告に比べてより効率的にリーチすることが可能です。

個人のインフルエンサーと直接やりとりする方法もありますが、カラフルキャスティングなどの代理店に登録しているインフルエンサーに依頼することも可能です。
月額1万円から利用することができるため、比較的安価で、安定したインフルエンサーマーケティングを行うことができるでしょう。